【第12回】運用の極意:バックアップは月2回、死活監視は「毎日朝8時」。負荷ゼロの二段構え


容量対策を終えたことで、次の課題が見えてきました。それは「バックアップの実行頻度と、障害検知のスピード感のバランス」です。

7.7GBもある大容量サイトのバックアップ(圧縮処理)を毎日動かすのは、サーバーに不要な負荷をかけます。しかし、かといって月1〜2回のバックアップ時しかサイトを見に行かないようでは、万が一サイトが落ちた(HTTP 500エラー等が出た)時に発見が遅れてしまいます。

そこで、保守スクリプトに 軽量モード(–check-only フラグ) を新たに実装しました。

軽量モード(毎日 朝8:00実行): バックアップやファイル処理、DB出力は一切行わず、curl で対象URLのHTTPステータス(200 OKか)だけを数秒でチェック。正常時はメールを送らず、異常(非200)時のみ即座にSOS通知を送信。

フル保守モード(毎月1日・15日 朝4:00実行): 重いバックアップ処理や各種ログ生成を一括して実行。

この「毎日サクッと死活監視 + 月2回のフルバックアップ」という二段構えのアーキテクチャにより、サーバーへの負荷をほぼゼロに抑えつつ、サイトの突然死にも24時間以内に気づける最強の監視網が完成しました。

編集後記:
「毎朝8時に死活監視が走る」と聞くと、最初は「毎朝エラー通知で叩き起こされたらどうしよう」とトラウマが蘇りかけました。でも、正常な時は静かに見守り、異常な時だけ叫んでくれる「無言の守護神」になってくれたので、今は心底安心して朝のコーヒーを飲めています。