Macを最新OSへ安全にアップグレードするための注意点と手順

MacのOS(macOS)を新しいバージョンへアップグレードする際、「途中でエラーが出たらどうしよう」「大切なデータやアプリが動かなくなったら困る」と不安に思う方も多いのではないでしょうか。

特に大きなOSの変更では、事前の準備を怠ると予期せぬトラブルにつながることがあります。今回は、一般のMacユーザーが安全かつスムーズにOSをアップグレードするために、事前に注意しておくべきポイントと実施手順をまとめました。

1. 事前に確認・準備しておくべき3つの注意点

① 十分なストレージ空き容量の確保

新しいOSの導入には、アップデートファイルのダウンロードだけでなく、作業領域としての大きな空き容量が必要です。

目安: 最低でも 20GB〜30GB以上、できれば余裕を持って 50GB以上の空き容量 を確保しておくことをおすすめします。

確認方法: 画面左上のAppleマーク >「システム設定」>「一般」>「ストレージ」から現在の空き容量を確認できます。不要な大型ファイルや使っていないアプリは事前に整理しておきましょう。

② 使っているアプリや周辺機器の互換性チェック

OSが新しくなると、古い構造のまま更新されていないアプリや、プリンター・スキャナーなどの周辺機器が動かなくなることがあります。

主要なアプリの更新: 日常的に使うメールソフトやブラウザ、作業用ツールは、あらかじめアプリ内の機能から最新版へアップデートしておきます。古いバージョンから最新版へ一気に上げられず、段階的な更新が必要なアプリもあるため注意が必要です。

周辺機器のドライバー確認: プリンターやスキャナー、ペンタブレットなどは、メーカーの公式サイトで新しいOSに対応したドライバーが配布されているか確認しておくと安心です。(※プリンターの印刷機能など、Mac標準の仕組みでそのまま動くものもあります)

使わなくなったアプリの削除: 長年使っていないアプリや、開発が終了している古いツールは、この機会にアンインストールしてシステムをクリーンにしておくのが賢明です。

③ バックアップの作成

万が一、アップデートの途中で不具合が発生した場合に備え、タイムマシン(Time Machine)機能などを利用して、外部ストレージにMac全体のバックアップを取っておきましょう。

2. OSアップグレードの実行手順

準備が整ったら、以下の手順でアップグレードを開始します。

  1. 電源とネットワークの確保 ノート型Mac(MacBookシリーズ)の場合は電源アダプタを接続し、Wi-Fiまたは有線LANの安定した通信環境を用意します。
  2. アップデート画面を開く 「システム設定」>「一般」>「ソフトウェアアップデート」を開きます。
  3. アップグレードの開始 画面に表示された新しいOSの横にある「今すぐアップグレード」(または「今すぐアップデート」)をクリックします。
  4. 画面の指示に従う 利用規約に同意し、パスワード認証を行って処理を進めます。
  5. 完了まで待機 ダウンロードとインストールには 30分〜1時間程度 かかります。途中でMacが自動的に数回再起動しますが、画面の指示があるまで放置してください。

3. アップグレード完了後の確認と不具合対処

再起動が完了し、ログインできたら以下のポイントを確認しましょう。

① 動作が重く感じられる場合

アップデート直後の1〜2時間は、システムが内部データの再整理(インデックス作成)をバックグラウンドで行うため、一時的に動作が重くなったりMacが熱くなったりすることがあります。

対処法: 電源につないだまま1〜2時間程度放置してください。裏での処理が終われば元の快適な動作に戻ります。また、一度手動でMacを再起動するのも効果的です。

② アプリアイコンに「禁止マーク(斜線入りの丸)」がついている場合

そのアプリが新しいOSに対応していないことを示しています。

対処法: そのアプリが今後も必要であれば、開発元の公式サイトから新OS対応の最新版をダウンロードし直してください。不要なものであればゴミ箱へ削除します。

まとめ

MacのOSアップグレードは、「十分な空き容量の確保」「アプリの事前アップデートと整理」「完了後のバックグラウンド処理の待機」という基本を押さえておくことで、大きなトラブルを避けて安全に行うことができます。

新しい機能やセキュリティの向上を享受するためにも、事前のチェックをしっかり行ったら安心してアップデートを進めてみてください。